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世界中でめざましい発展を続けている情報通信技術(IT)は、電子材料、デバイス、電子回路の進展に基礎をおいています。
電子物理工学専攻では、電子・光に関する物理を基礎として、電気電子材料物性などの基礎から、これを基にして通信や情報処理などに有用な機能を発揮するデバイスを構成し、さらにこれらを集積したシステムまでに関する教育研究を行なっています。
具体的には、磁性薄膜工学、ナノ超微粒子、有機分子膜・液晶・生体膜の電子機能ならびに光機能探求、シリコン・III-VI族化合物半導体等の材料物性の分野から、電子ビーム露光や原子間力顕微鏡による半導体の極微細加工、単一電子の動きをナノスケールで把握する新しいナノ計測技術、フェライトのバイオ・メディカル応用、高密度磁気記録技術、さらには、シリコンやI-III-VI、II-VI族半導体等による太陽電池、ナノクリスタルシリコンを用いた単一電子デバイスや量子情報デバイス、ナノエレクトロメカニカルデバイス、微細化による超高速電子デバイス、新機能ナノ分子デバイス等のデバイス分野の研究、また嗅覚機構をまねた匂いセンサ信号をニューラルネットワークでパターン認識することで匂いの判別/識別を行うセンシングシステムやミリ波通信やソフトウエア無線などの次世代ワイアレスシステムのためのアナログ・RF・デジタル混載集積回路等のシステム分野の研究と、各々の分野において世界最先端の研究を行うと同時に、将来のリーダーを養成する教育を行います。